2:15 PM - 2:30 PM
[O2-05] Impact of episodic future thinking on facial recognition memory
Keywords:episodic future thinking, facial recognition memory, levels of processing
本研究の目的は、堀内(2016)に引き続いて、エピソード的未来思考が顔の再認記憶に及ぼす効果について検討することである。実験参加者は女性36名であり、実験室で個別に実施された。実験は処理水準理論に準拠して計画され、意味処理課題(顔写真の女性が活動的な性格か否かを判断)と形態処理課題(顔写真の女性の目が大きいか否かを判断)に加えて、新たに未来思考課題(顔写真の女性と友達になった場合、うまくお付き合いできそうか否かを判断)が設定された。各条件のAプライム値に関して分析した結果、意味処理優位性効果が確認された。これは本実験が適切に実施されたことを示す傍証の一つである。本研究の主眼である未来思考課題の記憶成績(Aプライム)であるが、意味処理課題と同程度であり、形態処理課題よりは有意に高いことが明らかとなった。以上の結果に関して、エピソード的未来思考の符号化処理という観点から議論された。
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