日本認知心理学会第15回大会

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シンポジウム

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[S4] 神経科学から考える認知研究のドメイン

2017年6月4日(日) 10:00 〜 12:00 シンポジウム・総会会場 (517教室)

企画者:梅田 聡(慶應義塾大学)、羽倉 信宏(情報通信研究機構)
話題提供者:山本 慎也(産業技術総合研究所)、四本 裕子(東京大学)、羽倉 信宏(情報通信研究機構)、開 一夫(東京大学)

[S4] 神経科学から考える認知研究のドメイン

梅田 聡1、羽倉 信宏2、山本 慎也3、四本 裕子4、開 一夫4 (1. 慶應義塾大学、2. 情報通信研究機構、3. 産業技術総合研究所、4. 東京大学)

これまで,認知心理学の研究では,注意,記憶,思考,言語,運動,感情といったドメイン(領域)を定め,その枠組みのもとで活発な議論が行われてきた.学会発表などのカテゴリーを選ぶ際にも,研究者は自らの研究がどのドメインに含まれるかを考える.また,認知心理学の多くの教科書でも,ドメイン毎に巻や章が構築されているのが実情である.近年,心の機能を脳内メカニズムから捉えようとする神経科学的アプローチによる研究が急速に発展し,心を実現する脳の構造的,機能的な理解が進められている.そのような研究によって徐々に浮かび上がってきたのは,従来からの認知心理学のドメインによる理解の枠組みは,必ずしても適切でないという点である.本シンポジウムでは,複数のテーマに焦点を当て,最新の研究成果および理論的背景を取り上げた上で,従来のドメインによる捉え方の限界と,新しい枠組みの可能性について考える.

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