準備委員長あいさつ・ご案内
第59回総会準備委員長 名古屋大学 氏家達夫
第59回総会は,名古屋大学が担当校となり開催いたします。
総会のテーマは,「実践を豊かにする確かな理論」です。このテーマとしたのは,私たち準備委員会委員の,教育心理学に対する次のような考えがあるからです。教育心理学は,実践的性格を持っています。私たちは,実践に資する教育心理学研究を目指す必要があると考えます。しかし,本来,実践と理論,実践と研究は対立するものではありません。教育心理学を研究するものとして私たちは,実践に役立つ教育心理学であるために,確かな理論と堅実なデータが必須だと考えています。私たちは,教育心理学の一層の活性化のために,実践と理論の緊張感のある対話を積極的に図ることが効果的だと考えているのです。第59回総会において,研究発表やシンポジウム,自由な討論の中で,実践と理論の緊張感のある対話があちこちで繰り広げられることを期待しています。
名古屋総会では,準備委員会企画として,基調講演と4つのシンポジウムを行うことを予定しています。基調講演は,ニューヨーク市立大学クイーンズ・カレッジのHefer Bembenutty先生をお招きして,「Self-regulated learning and academic delay of gratification(自己調整学習と学業的満足遅延)」というタイトルで行われます。準備委員会企画シンポジウムとしては,「学習動機づけ研究の未来-教育心理学研究における動向とこれから-」「思春期における発達と問題行動」「心理危機研究をどのように現場実践に生かすか―研究の場と臨床現場の往還-」「福島第一原子力発電所事故がもたらした心理的被害について」の4つを予定しています。一つひとつのタイトルの間に明確な関連性はありませんが,いずれも実践的で現代的な問題を取り上げ,理論と研究,そして実践の緊張感のある対話を試みようと考えています。
会場は,名古屋国際会議場です。名古屋駅から電車や地下鉄で20分程度,中部国際空港からでも1時間以内の場所にあります。学会開催のための設備も整っております。準備委員会一同,多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
会員の皆様へ,「第59回(2017年)総会のご案内」を3月24日にお送りしました。以下よりダウンロードもできます。
第59回(2017年)総会のご案内 (PDF:519KB)