10:00 AM - 12:00 PM
[PA30] 授業における座席の総合的研究
3区12方式の図絵を用いて
Keywords:座席配置, 個別学習と集団学習, アクティブ・ラーニング
授業とは教師(教授者)の教授活動と生徒(学習者)学習活動の相互往還作用である。授業の方式については,論者がすでに創案報告済みの2区8分の教科の指導技法がある。
教師主導型
1.講義方式 2.講演方式 3.機器利用方式
4.実習・実技・実験方式 5.作業構成方式
学習者主役型
6.演習方式 7.読書方式 8.論作文方式
又,教科外教育(特別教育活動・総合的な学習)と特別の教科道徳の2区6分の指導技法がある。
教師主導型
1.教師の説話方式 2.視聴覚メディア利用方式
3.体験活動方式
学習者主役型
4.役割演技方式 5.話し合い方式
6・読み物の利用方式
学習者主役の方式こそ,今日話題となっているアクティブ・ラーニングに属する技法であることは,容易に理解されよう。尚,高等教育段階では,講義と実技・実験・実習と演習(ゼミナール)に3大別に大学設置基準第25条で規定されている。
さて,指導における教師の立ち位置・と学習者の座席の特性について,個別学習と集団学習(グループと学級全体)に分けて考えてみると,平床教室で,以下のような特性を把握できる。
個別指導型
1.対面(ロゴス)方式 2.隣接(パトス)方式
3.斜(バイアス)方式
班別指導型
4.田の字方式 5.円卓(ラウンド・テーブル)方式
6.教室方式 7.扇(フアン)方式 8.コの字方式
集団一斉指導型
9.ロの字方式 10.吹流し方式 11.T字方式
12.Π字方式
1.はロゴス方式とも呼ばれ,対話や議論の場面で有効である。2.はパトス的方式とも呼ばれて,親和的な関係の場合にみられる配置である。3.は四角い机や丸い机でややバイアスの関係で着座したもので前の2つの折衷的な特性を読み解ける。
アクティブ・ラーニングに有効なグループ討論や発表学習を考えるとき,班別の着座が求められる。学習テーマに応じて5~15人のメンバーで活動することが求められ,構成員全体の表情がフェース・ツー・フェースで読め,コミュニケーションが深まることが求められる。座席配置は,集団学習の活力ともなることに注目したい。
鎖・直線型の上位下達の権威的対応ではなく,車輪型円卓でのふれあいは協調性と共同性を大切にして探求活動の活発な営みを可能にする。
集団の学習体制は多くの現状の普通クラスでみられる所謂,教室方式である。その利点は,一斉指導向きの統率に認められる,しかし生徒相互の対話や意見交換の場合には好ましいものではない。姿勢よく座っているならば,後列のものからは後姿の背を向けた姿の行列にしか見えない。問題多き座席方式と改良がもとめられる。
そこで,扇形の配置や吹き流し型やコの字型または二重コの字型への工夫が考えられよう。会議のようなときには,相手の表情がよく見え,会話の身振り手振りも十分にとらえられ口調の把握できる状態こそ重要である。
大人数の学年集会や生徒会のような時には,吹き流し型屋TやΠ字型の配置が有益である。前列席に教師や役員生徒が着き,対面の列席を人数に応じて配するとよい。一般社会の会議室やホテルの宴会会場並びにデパートの食堂や大型商業施設のフード・コートにもヒントが隠されている。
6.に固執しないでアクティブ・ラーニングに有効な配置を学習の教科や科目に柔軟適切に対応したいものである。子供の発達段階に即したアメニティを追及して,学習環境の適正化を志向したいものである。
一人・自分で,みんな・なかまと学び・先輩や先生に問う…デ・ト・二学習(野瀬寛顕1980)で学び方を学び身に着ける学習力・自己教育力を磨きやすい座席を採用していくことが求められよう。学習にはさらに「査」「調」「筋」「整」「相」が,さ・し・す・せ・そ 学習(石川勤外1970年代)としてあることにも注意を払いたい。「問題を捜査する」「調べる」「筋みちをたてる」「整理する」「相等するかたしかめる」を意味することをかみしめて稽えておきたいものである。
教師主導型
1.講義方式 2.講演方式 3.機器利用方式
4.実習・実技・実験方式 5.作業構成方式
学習者主役型
6.演習方式 7.読書方式 8.論作文方式
又,教科外教育(特別教育活動・総合的な学習)と特別の教科道徳の2区6分の指導技法がある。
教師主導型
1.教師の説話方式 2.視聴覚メディア利用方式
3.体験活動方式
学習者主役型
4.役割演技方式 5.話し合い方式
6・読み物の利用方式
学習者主役の方式こそ,今日話題となっているアクティブ・ラーニングに属する技法であることは,容易に理解されよう。尚,高等教育段階では,講義と実技・実験・実習と演習(ゼミナール)に3大別に大学設置基準第25条で規定されている。
さて,指導における教師の立ち位置・と学習者の座席の特性について,個別学習と集団学習(グループと学級全体)に分けて考えてみると,平床教室で,以下のような特性を把握できる。
個別指導型
1.対面(ロゴス)方式 2.隣接(パトス)方式
3.斜(バイアス)方式
班別指導型
4.田の字方式 5.円卓(ラウンド・テーブル)方式
6.教室方式 7.扇(フアン)方式 8.コの字方式
集団一斉指導型
9.ロの字方式 10.吹流し方式 11.T字方式
12.Π字方式
1.はロゴス方式とも呼ばれ,対話や議論の場面で有効である。2.はパトス的方式とも呼ばれて,親和的な関係の場合にみられる配置である。3.は四角い机や丸い机でややバイアスの関係で着座したもので前の2つの折衷的な特性を読み解ける。
アクティブ・ラーニングに有効なグループ討論や発表学習を考えるとき,班別の着座が求められる。学習テーマに応じて5~15人のメンバーで活動することが求められ,構成員全体の表情がフェース・ツー・フェースで読め,コミュニケーションが深まることが求められる。座席配置は,集団学習の活力ともなることに注目したい。
鎖・直線型の上位下達の権威的対応ではなく,車輪型円卓でのふれあいは協調性と共同性を大切にして探求活動の活発な営みを可能にする。
集団の学習体制は多くの現状の普通クラスでみられる所謂,教室方式である。その利点は,一斉指導向きの統率に認められる,しかし生徒相互の対話や意見交換の場合には好ましいものではない。姿勢よく座っているならば,後列のものからは後姿の背を向けた姿の行列にしか見えない。問題多き座席方式と改良がもとめられる。
そこで,扇形の配置や吹き流し型やコの字型または二重コの字型への工夫が考えられよう。会議のようなときには,相手の表情がよく見え,会話の身振り手振りも十分にとらえられ口調の把握できる状態こそ重要である。
大人数の学年集会や生徒会のような時には,吹き流し型屋TやΠ字型の配置が有益である。前列席に教師や役員生徒が着き,対面の列席を人数に応じて配するとよい。一般社会の会議室やホテルの宴会会場並びにデパートの食堂や大型商業施設のフード・コートにもヒントが隠されている。
6.に固執しないでアクティブ・ラーニングに有効な配置を学習の教科や科目に柔軟適切に対応したいものである。子供の発達段階に即したアメニティを追及して,学習環境の適正化を志向したいものである。
一人・自分で,みんな・なかまと学び・先輩や先生に問う…デ・ト・二学習(野瀬寛顕1980)で学び方を学び身に着ける学習力・自己教育力を磨きやすい座席を採用していくことが求められよう。学習にはさらに「査」「調」「筋」「整」「相」が,さ・し・す・せ・そ 学習(石川勤外1970年代)としてあることにも注意を払いたい。「問題を捜査する」「調べる」「筋みちをたてる」「整理する」「相等するかたしかめる」を意味することをかみしめて稽えておきたいものである。