[JD05] Agencyを育む探究学習
どのように発現し,いかにして可視化するか
Keywords:Agency、探究学習
企画趣旨
坂本篤史
AI等テクノロジーの進歩や,グローバル化の進展等による社会の大きな変化に対し,子どもたちに求められる資質・能力のあり方は大きく変わろうとしている。OECD Education 2030で示されたLearning Frameworkでは,生徒のAgencyやCo-Agencyを育むことが鍵として示された。Agencyは「よりよい未来を創造するために責任感を持って社会参画をしていく力」など,その定義や日本語訳も様々に提案されているが,一定の合意はない。
このような背景から,生徒のAgencyやCo-Agencyが教育実践の中でいかに発現し,発達していくか,そして,それをいかにして可視化・記録化できるかが問われている。OECD日本イノベーション教育ネットワーク(ISN)は,2015年8月〜2017年8月の生徒国際イノベーションフォーラムまでを1期とし,各地域で中等教育段階の生徒による国際協働型プロジェクト学習を展開してきた。そして,2018年8月より2期として,より研究と実践の結びつきを強化した探究学習の取り組みやカリキュラム開発へと発展してきている。
本シンポジウムでは,以上の背景を基に,生徒のAgencyやCo-Agencyの育ちやそれを支える教育実践のあり方について,生徒の声や授業実践,ポートフォリオ分析等から多面的に議論する。
ISN1.0に参加した生徒の声から
坂本篤史
本話題提供では,ISN1.0に参加した生徒への追跡調査から生徒のAgencyやCo-Agencyの育ちについて報告する。ISN1.0では,北から東北,福井,和歌山,広島,隠岐、国立高等専門学校の6クラスターにおいて,国際協働型のプロジェクト学習を実施した。各クラスターでの取り組みは多様であるが,生徒への質問紙やインタビュー調査からAgencyの萌芽が考察できた。
質問紙調査は,2018年3月〜11月にかけて,国内外の生徒を対象に郵送及びwebにより実施された。主として,印象に残った人物や,ISN1.0以降に行なっている活動,レジリエンスの成長(5件法),海外との交流,ISN2.0の後輩たちへのアドバイスについて尋ねた。さらに,今後の追跡調査が可能と回答した生徒を対象に,主として質問紙への回答項目をより深掘りするためのインタビュー調査を実施した。
分析は,Agencyの育ちを捉える点から,次の3点に絞った。第1に,国際協働と生徒の成長である。質問紙調査とインタビューの結果から述べる。第2に,ISN2.0に向けた生徒からのフィードバックである。このフィードバックは逆説的にISNでの生徒の育ちを反映している。第3に,ISN1.0での成長を生かした生徒の取り組みである。
第1の結果として,レジリエンス尺度得点の高さから,生徒にとって成長の実感があったことが示された。さらに,「外国人といって抵抗感を作っているのは自分なんだと気づいた」と自分の内なる「壁」に気づいた視野の拡大の語りも見られた。一方,海外生徒からは,異文化の他者性を意識した語りが見られた。
第2の結果として,ISN2.0の後輩たちへのアドバイスとして,指導的なアドバイスと提言的なアドバイスが見られた。指導的なアドバイスにおいては特にコミュニケーションに関する内容が多く見られた。また,提言的なアドバイスとして,「自分が今見えている世界よりものすごく広い世界を見ることができるよ」のように視野の拡大を示す記述も見られた。
第3の結果として,異地域の生徒との交流から「調べさせられているだけで終わっているのはよくない」と思い自主的に提言をプレゼンしたり,チームで学校改革に取り組んだり,ドイツの生徒は地域の持続可能性のために法人を立ち上げアプリ開発を行なった。
以上のような結果から,生徒のAgencyの萌芽が見られる場面として,生徒が自分たちのコンテンツを持って異質な他者とコミュニケーションをとり,協働しようとする中で,生徒自身が自分の内なる「壁」を乗り越え,視野を広げていく場面などが見出された。
本話題提供では,以上の生徒の声に基づいて見出された点を報告する。
Agencyを育む学びと教え
上村慎吾
Agencyを育む学び 新潟大学教育学部附属新潟中学校(以下,当校と表記)では,Agencyを下記のようにとらえている。
【当校のAgencyのとらえ】
身のまわりの世界の見え方やかかわり方が変容することを通して,自分がかかわる人,もの,ことをよりよい方向へ変える能力
その能力の要素となるものが,新学習指導要領で育成が求められている3つの資質・能力「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」を包含した概念であるコンピテンシー(新たな価値を創造する力,対立やジレンマを克服する力,責任ある行動を取る力)である。
これまでの当校の研究で,3つの資質・能力を一体的に活用・発揮させ,それらが一体的に合わさったときに,コンピテンシーが表出することがわかってきた。生徒が単元・題材で中心となる対象に関する知識及び技能を,様々な事象・現象など(実生活につながる要素となるもの)を通してとらえ直し,相互に関連付け,構造化していくことを「学びの再構成」と定義し,「学びの再構成を促す工夫」を授業の主たる手だてとして講じてきた。学びを再構成しながら,身のまわりの世界の見え方やかかわり方が変わることで,生徒は教科等を学ぶ意味を見いだし,コンピテンシーを表出するのである。
例として,総合的な学習の時間(探究)を説明する。単元の概要として,生徒が新潟開港150周年記念事業に参画し,みなとまち新潟の魅力を追究した。「自分たちが伝えたいみなとまち新潟の魅力は何か」をテーマに,自分たちが伝えたい魅力と事業に携わる方々の思いを関連付けて,「人と人とのつながり」をキー・コンセプトとして見いだした。この過程で,生徒は3つの資質・能力を一体的に活用・発揮し,対象である「みなとまち新潟の魅力を発信するために事業に携わる方々の思い」から概念を形成し,新たな価値を創造する力であるコンピンシーを表出した。
Agencyを育む教え コンピテンシーの育成には,他者,自己と対話しながら,対象をとらえ直し,深く追究することが大切である。これまでの研究を踏まえ,今年度は,生徒の学びの再構成のプロセスをとして「見通し(Anticipation)」「行為(Action)」「振り返り(Reflection)」(AAR)を位置付けた。生徒が対象に働き掛け,対象をとらえ直したりしながら学びの構成から再構成していく見通し,行動,振り返りという連続した学びの再構成のプロセスを通して,「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力,人間性等」を一体的に活用・発揮するようにする。見通し,行為,振り返りの連続した学びの再構成のプロセスを踏みながら,中心となる対象に関する知識及び技能の関連付けを強くなるように,教師が授業をデザインする。
本シンポジウムでは,当校での探究的な学びの取り組みやAgencyを育むカリキュラムづくりについて提案する。
岡山龍谷高校におけるマレーシアとの国際協働型プロジェクトの事例分析から
時任隼平
本話題提供では,ISN2.0の研究指定校である岡山龍谷高校での国際協働型プロジェクトにおいて,生徒にどのような学びが生じたのかを報告する。
具体的には,岡山龍谷高校の探究活動「Ryukoku Liberal Arts(以下,RLA)」の授業を取り上げ,マレーシアの高校との交流学習を通して実現させた盆踊りイベントの事例における生徒の学びを報告する。RLAの授業は,生徒が4〜5名のグループを作り地域活性化や環境改善等をテーマとするプロジェクト学習であり,本事例もその一環である。2018年4月に始まり,現地高校とのテレビ会議やSNSでのコミュニケーションを経て11月に現地渡航を行い,盆踊りイベントを実施した.授業後や現地交流の度に,生徒たちはポートフォリオにその日の活動報告や振り返りを記録していった。
本研究では,リサーチクエスチョン(RQ)を(1)本国際協働プロジェクトにおいて,生徒は何を学んだのか,(2)RQ(1)についてポートフォリオを用い可視化するためには,今後どのような質問項目を設定していく必要があるかの2つに設定し,実際に現地に渡航し実行委員役を務めた3名の生徒を対象に調査した。データ収集は,主に実行委員生徒3名への半構造化インタビューとRLA受講生への質問紙調査を中心に行った。インタビューデータはKJ法を援用してコードとカテゴリーを生成し,質問紙調査の結果は単純集計を行った。
活動初期・中期・後期のうち,初期段階の学びを分析した結果,明確な学びの成果を示すコードやカテゴリーは確認できなかったが,共通して1)マレーシア渡航に関する直接的/間接的興味関心,2)未経験や不得手の自覚,3)実行委員以外の生徒との協働による学びのオーナーシップの自覚,4)教師との協働による学びのオーナーシップの自覚に関するコード・カテゴリーを確認できた。
1)マレーシア渡航に関する直接的/間接的興味関心とは実行委員の生徒が授業に参加する以前から学習内容(マレーシアとの国際協働や異文化等)について直接的あるいは間接的な興味関心を持っていることを意味し,2)未経験や不得手の自覚とは学習内容に対する自らの経験不足や不得意であることに関する自覚を意味する.分析の結果,それらは「教師による熱心な企画参加への促し」によって授業での学びへと繋がっていく可能性が示唆された。また,3)実行委員以外の生徒との協働による学びのオーナーシップの自覚,4)教師との協働による学びのオーナーシップの自覚からは,実行委員のメンバーが他の生徒や教師とのやり取りの中で,「誰が学ぶ内容や学び方を決めるのか」に葛藤しつつも,自分で学びに関する決断を下そうとする姿勢(オーナーシップを護ろうとする姿勢)を持ったことが明らかとなった。
本話題提供では,これらのデータに2019年度の実践の分析も加え,ポートフォリオの活用方法も含めた報告をする。
坂本篤史
AI等テクノロジーの進歩や,グローバル化の進展等による社会の大きな変化に対し,子どもたちに求められる資質・能力のあり方は大きく変わろうとしている。OECD Education 2030で示されたLearning Frameworkでは,生徒のAgencyやCo-Agencyを育むことが鍵として示された。Agencyは「よりよい未来を創造するために責任感を持って社会参画をしていく力」など,その定義や日本語訳も様々に提案されているが,一定の合意はない。
このような背景から,生徒のAgencyやCo-Agencyが教育実践の中でいかに発現し,発達していくか,そして,それをいかにして可視化・記録化できるかが問われている。OECD日本イノベーション教育ネットワーク(ISN)は,2015年8月〜2017年8月の生徒国際イノベーションフォーラムまでを1期とし,各地域で中等教育段階の生徒による国際協働型プロジェクト学習を展開してきた。そして,2018年8月より2期として,より研究と実践の結びつきを強化した探究学習の取り組みやカリキュラム開発へと発展してきている。
本シンポジウムでは,以上の背景を基に,生徒のAgencyやCo-Agencyの育ちやそれを支える教育実践のあり方について,生徒の声や授業実践,ポートフォリオ分析等から多面的に議論する。
ISN1.0に参加した生徒の声から
坂本篤史
本話題提供では,ISN1.0に参加した生徒への追跡調査から生徒のAgencyやCo-Agencyの育ちについて報告する。ISN1.0では,北から東北,福井,和歌山,広島,隠岐、国立高等専門学校の6クラスターにおいて,国際協働型のプロジェクト学習を実施した。各クラスターでの取り組みは多様であるが,生徒への質問紙やインタビュー調査からAgencyの萌芽が考察できた。
質問紙調査は,2018年3月〜11月にかけて,国内外の生徒を対象に郵送及びwebにより実施された。主として,印象に残った人物や,ISN1.0以降に行なっている活動,レジリエンスの成長(5件法),海外との交流,ISN2.0の後輩たちへのアドバイスについて尋ねた。さらに,今後の追跡調査が可能と回答した生徒を対象に,主として質問紙への回答項目をより深掘りするためのインタビュー調査を実施した。
分析は,Agencyの育ちを捉える点から,次の3点に絞った。第1に,国際協働と生徒の成長である。質問紙調査とインタビューの結果から述べる。第2に,ISN2.0に向けた生徒からのフィードバックである。このフィードバックは逆説的にISNでの生徒の育ちを反映している。第3に,ISN1.0での成長を生かした生徒の取り組みである。
第1の結果として,レジリエンス尺度得点の高さから,生徒にとって成長の実感があったことが示された。さらに,「外国人といって抵抗感を作っているのは自分なんだと気づいた」と自分の内なる「壁」に気づいた視野の拡大の語りも見られた。一方,海外生徒からは,異文化の他者性を意識した語りが見られた。
第2の結果として,ISN2.0の後輩たちへのアドバイスとして,指導的なアドバイスと提言的なアドバイスが見られた。指導的なアドバイスにおいては特にコミュニケーションに関する内容が多く見られた。また,提言的なアドバイスとして,「自分が今見えている世界よりものすごく広い世界を見ることができるよ」のように視野の拡大を示す記述も見られた。
第3の結果として,異地域の生徒との交流から「調べさせられているだけで終わっているのはよくない」と思い自主的に提言をプレゼンしたり,チームで学校改革に取り組んだり,ドイツの生徒は地域の持続可能性のために法人を立ち上げアプリ開発を行なった。
以上のような結果から,生徒のAgencyの萌芽が見られる場面として,生徒が自分たちのコンテンツを持って異質な他者とコミュニケーションをとり,協働しようとする中で,生徒自身が自分の内なる「壁」を乗り越え,視野を広げていく場面などが見出された。
本話題提供では,以上の生徒の声に基づいて見出された点を報告する。
Agencyを育む学びと教え
上村慎吾
Agencyを育む学び 新潟大学教育学部附属新潟中学校(以下,当校と表記)では,Agencyを下記のようにとらえている。
【当校のAgencyのとらえ】
身のまわりの世界の見え方やかかわり方が変容することを通して,自分がかかわる人,もの,ことをよりよい方向へ変える能力
その能力の要素となるものが,新学習指導要領で育成が求められている3つの資質・能力「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」を包含した概念であるコンピテンシー(新たな価値を創造する力,対立やジレンマを克服する力,責任ある行動を取る力)である。
これまでの当校の研究で,3つの資質・能力を一体的に活用・発揮させ,それらが一体的に合わさったときに,コンピテンシーが表出することがわかってきた。生徒が単元・題材で中心となる対象に関する知識及び技能を,様々な事象・現象など(実生活につながる要素となるもの)を通してとらえ直し,相互に関連付け,構造化していくことを「学びの再構成」と定義し,「学びの再構成を促す工夫」を授業の主たる手だてとして講じてきた。学びを再構成しながら,身のまわりの世界の見え方やかかわり方が変わることで,生徒は教科等を学ぶ意味を見いだし,コンピテンシーを表出するのである。
例として,総合的な学習の時間(探究)を説明する。単元の概要として,生徒が新潟開港150周年記念事業に参画し,みなとまち新潟の魅力を追究した。「自分たちが伝えたいみなとまち新潟の魅力は何か」をテーマに,自分たちが伝えたい魅力と事業に携わる方々の思いを関連付けて,「人と人とのつながり」をキー・コンセプトとして見いだした。この過程で,生徒は3つの資質・能力を一体的に活用・発揮し,対象である「みなとまち新潟の魅力を発信するために事業に携わる方々の思い」から概念を形成し,新たな価値を創造する力であるコンピンシーを表出した。
Agencyを育む教え コンピテンシーの育成には,他者,自己と対話しながら,対象をとらえ直し,深く追究することが大切である。これまでの研究を踏まえ,今年度は,生徒の学びの再構成のプロセスをとして「見通し(Anticipation)」「行為(Action)」「振り返り(Reflection)」(AAR)を位置付けた。生徒が対象に働き掛け,対象をとらえ直したりしながら学びの構成から再構成していく見通し,行動,振り返りという連続した学びの再構成のプロセスを通して,「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力,人間性等」を一体的に活用・発揮するようにする。見通し,行為,振り返りの連続した学びの再構成のプロセスを踏みながら,中心となる対象に関する知識及び技能の関連付けを強くなるように,教師が授業をデザインする。
本シンポジウムでは,当校での探究的な学びの取り組みやAgencyを育むカリキュラムづくりについて提案する。
岡山龍谷高校におけるマレーシアとの国際協働型プロジェクトの事例分析から
時任隼平
本話題提供では,ISN2.0の研究指定校である岡山龍谷高校での国際協働型プロジェクトにおいて,生徒にどのような学びが生じたのかを報告する。
具体的には,岡山龍谷高校の探究活動「Ryukoku Liberal Arts(以下,RLA)」の授業を取り上げ,マレーシアの高校との交流学習を通して実現させた盆踊りイベントの事例における生徒の学びを報告する。RLAの授業は,生徒が4〜5名のグループを作り地域活性化や環境改善等をテーマとするプロジェクト学習であり,本事例もその一環である。2018年4月に始まり,現地高校とのテレビ会議やSNSでのコミュニケーションを経て11月に現地渡航を行い,盆踊りイベントを実施した.授業後や現地交流の度に,生徒たちはポートフォリオにその日の活動報告や振り返りを記録していった。
本研究では,リサーチクエスチョン(RQ)を(1)本国際協働プロジェクトにおいて,生徒は何を学んだのか,(2)RQ(1)についてポートフォリオを用い可視化するためには,今後どのような質問項目を設定していく必要があるかの2つに設定し,実際に現地に渡航し実行委員役を務めた3名の生徒を対象に調査した。データ収集は,主に実行委員生徒3名への半構造化インタビューとRLA受講生への質問紙調査を中心に行った。インタビューデータはKJ法を援用してコードとカテゴリーを生成し,質問紙調査の結果は単純集計を行った。
活動初期・中期・後期のうち,初期段階の学びを分析した結果,明確な学びの成果を示すコードやカテゴリーは確認できなかったが,共通して1)マレーシア渡航に関する直接的/間接的興味関心,2)未経験や不得手の自覚,3)実行委員以外の生徒との協働による学びのオーナーシップの自覚,4)教師との協働による学びのオーナーシップの自覚に関するコード・カテゴリーを確認できた。
1)マレーシア渡航に関する直接的/間接的興味関心とは実行委員の生徒が授業に参加する以前から学習内容(マレーシアとの国際協働や異文化等)について直接的あるいは間接的な興味関心を持っていることを意味し,2)未経験や不得手の自覚とは学習内容に対する自らの経験不足や不得意であることに関する自覚を意味する.分析の結果,それらは「教師による熱心な企画参加への促し」によって授業での学びへと繋がっていく可能性が示唆された。また,3)実行委員以外の生徒との協働による学びのオーナーシップの自覚,4)教師との協働による学びのオーナーシップの自覚からは,実行委員のメンバーが他の生徒や教師とのやり取りの中で,「誰が学ぶ内容や学び方を決めるのか」に葛藤しつつも,自分で学びに関する決断を下そうとする姿勢(オーナーシップを護ろうとする姿勢)を持ったことが明らかとなった。
本話題提供では,これらのデータに2019年度の実践の分析も加え,ポートフォリオの活用方法も含めた報告をする。