日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(発達)

[P] ポスター発表(発達): P001-P054

2020年9月19日~21日

[P017] 小中一貫校・非一貫校における子どもの適応・発達(19)

リーダーシップに着目して

都筑 学1, 岡田 有司2, 金子 泰之3, 高坂 康雅4 (1.中央大学, 2.東京都立大学, 3.静岡大学, 4.和光大学)

Keywords:小中一貫教育、リーダーシップ、横断研究

施設一体型小中一貫校9校1,308人,非一貫小学校17校1,469人,中学校7校2,370人を対象に,上村・鹿嶋(2017)を参考にしながら,独自に作成したリーダーシップ測定尺度(「主体性」「仲を取り持つ」「主張性」の3下位尺度(3項目ずつ))を実施し,小中一貫校と非一貫校の4年生から9年生の得点を比較検討し,小中一貫校は4年生は非一貫校よりも得点が高いが,5・6・7年生は低いことを明らかにした。小中一貫校は9学年から構成されているために,小学校の上級学年にあたる児童がリーダーシップを発揮する機会が減少するために,このような結果が得られたものと考えられた。