[P088] 一般大学生における医療職への説明希望度,自己決定希望度,支援希望度
キーワード:医療、自己決定希望度、大学生
本研究では,病気やケガ,検査・治療などに関する医療職への説明希望度,自己決定希望度,医療職への支援希望度を,区分して評定を求め検討を行うこととした。研究参加者は,大学生50人(18~21歳)であった。各研究参加者に,軽度の場合,中程度の場合,重度の場合を想定するよう求めた。そして,各重症度条件において,12の提示項目(自分自身の病気やケガに関連する情報,検査や治療の方針や方法など)について,医療職による説明希望度,支援希望度,患者自身が自己決定を希望する程度(自己決定希望度)について評定することを求めた。2要因分散分析の結果,重症度条件,評定項目の主効果,交互作用は有意であった。また,説明希望度における各重症度条件の評定平均値間と,支援希望度の軽度条件と重度条件の評定平均値間には,有意な差異があることが示された。