日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(社会)

[P] ポスター発表(社会): P189-P226

2020年9月19日~21日

[P208] 高校生の健康食品・サプリメントの利用実態とヘルスリテラシー

坪見 利香1, 藤田 綾美2, 飯島 実沙紀2, 早川 晴菜2, 杉山 志織3 (1.浜松医科大学, 2.浜松医科大学医学部附属病院, 3.元浜松医科大学)

Keywords:高校生、健康食品、ヘルスリテラシー

本研究の目的は,高校生の健康食品ならびにサプリメントに対する認識および選択基準の現状とヘルスリテラシーとの関連を明らかにすることである。機縁法にて抽出した4校に所属する高校生496名に無記名自記式による質問紙調査を実施し462名より回収した。健康食品を利用している高校生は,32.3%であった。利用の内訳は,乳酸菌飲料,が最も多く,次いでゼリー型栄養補給飲料・一般飲料,プロテインであった。利用目的を開始時期別に分類した結果,小学生以前は成長促進,体調維持が多く,中学生ではダイエット,疲労回復,受験対策などが示された。健康食品を利用していない高校生は,必要性を感じない,効果が期待できないなど理由を挙げていた。高校生のHLと健康食品との利用の有無との関連は見られなかった。高校生の健康食品の利用実態から,HLの向上も含めた健康教育は,性別や部活動,受験時期などの生活背景を考慮した内容が必要であると考える。