日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(学校心理学)

[P] ポスター発表(学校心理学): P262-P325

2020年9月19日~21日

[P291] 養護教諭のコーデイネーション行動予測モデル

キャリア年数による特徴

鈴木 薫1, 山崎 晃2 (1.淑徳大学, 2.広島文化学園大学)

Keywords:養護教諭のコーディネーション行動、モデル、キャリア年数

養護教諭のコーディネーション行動予測モデルをもとに,重回帰分析と共分散構造分析により,養護教諭のキャリア年数による変数の特徴を把握した。R²値はすべての独立変数が従属変数を予測し,標準回帰係数β値からは,柔軟な役割志向がコーディネーション行動のどのキャリア年数においても正の影響及ぼしていることなど示された。多母集団同時分析では,養護教諭のコーディネーション行動は,キャリア年数に関わらず「気づきの段階」,「動機づけの段階」,「行動の段階」の3段階の認知過程を経て生起すること,動機づけ変数がコーディネーション行動に及ぼす影響にキャリア年数は関係しないことが示された一方で,個人内変数と環境変数が動機づけ変数に及ぼす影響は,キャリア20年までで異なることが推察された。