日本教育心理学会第62回総会

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ポスター発表(学校心理学)

[P] ポスター発表(学校心理学): P262-P325

2020年9月19日~21日

[P322] 児童の適応感を高める教員組織

1年間の児童の適応感の変化に注目して

森永 秀典1, 河村 茂雄2 (1.金沢星稜大学, 2.早稲田大学)

Keywords:教員組織、児童の適応、学級経営

本研究では,A市の小学校の教員組織において同僚・協働性と自主・向上性の関係について調査し,さらに同僚・協働性と自主・向上性が相互に高まっている教員組織を抽出し,児童の適応感の1年間の変容を検討した。A市の小学校10校に対して,河村ら(2014)が作成した,教員組織所属意識尺度を実施した。A市は,自治体の政策として,児童の学級への適応感を測定する標準化されたアンケート(学級生活満足度尺度)を実施している。そこで学校長より個人が特定されない形で集計された情報について使用する承諾が得られた学校の中から,同僚・協働性と自主・向上性の相関が高い学校B小学校に注目し,B小学校の1年間の児童の学級の適応感の実態について縦断的に検討した。その結果,同僚・協働性と自主・向上性が相互に高まっている教員組織は年間を通して児童の適応感を高めていることが明らかになった。