ELR2022

講演情報

自由集会

[W-J] 自由集会J
田んぼのいきものをどうやって守っていくか?―水田水域における多様な生物の保全と再生―その➅

2022年9月22日(木) 16:45 〜 18:30 中会議室406

【企画】田和康太(国立環境研究所)・佐川志朗(兵庫県立大学・兵庫県立コウノトリの郷公園)・河口洋一(徳島大学)

16:45 〜 18:30

[W-J] 田んぼのいきものをどうやって守っていくか?―水田水域における多様な生物の保全と再生―その➅

【企画】田和康太(国立環境研究所)・佐川志朗(兵庫県立大学・兵庫県立コウノトリの郷公園)・河口洋一(徳島大学)

【趣旨】
 流域治水やEco-DRR,グリーンインフラといった自然の機能を活かした防災・減災へ政策転換する中,改めて水田水域の持つ生物多様性保全機能が注目されている.しかしながら,あくまで水田水域は農家の生業の中で成立する二次的環境であることを我々は留意しておく必要がある.その中でも水田の水管理は水生生物の生息に対して最も重要な要因である.第6回目を迎える本集会では,水田水域における水管理の違いが生物群集に及ぼす効果・影響や氾濫からの水田生物の回復過程に着目した研究を実施している演者に話題提供いただき,水管理の違いに対する各生物の応答について理解を深めつつ,今後の水田水域における政策や自然再生について議論したい.

【主な内容】
・趣旨説明 田和康太
(話題提供)
①「田植え時期および輪作の有無に対する生物の応答:水生動物とサギ類を例に」安野翔(埼玉県環境科学国際センター)
②「鳥類の生息場としてのハス田:霞ケ浦周辺の通年湛水田」○益子美由希1*, 飯田直己2, 内田初江2, 山口恭弘1( 1: 農研機構・畜産研・動物行動管理, 2: 日本野鳥の会茨城県)
③「岡山県倉敷市真備町に生息するナゴヤダルマガエルの個体群動態:西日本豪雨前後での比較」中田和義・中嶋諒・多田正和(岡山大学)
④「再導入コウノトリの定着地,茨城県神栖市の掘下田における農繁期と農閑期の水生動物群集の特徴」田和康太
(総合討論)
司会:河口洋一

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