第31回環境工学総合シンポジウム2021

特別講演

特別講演①
「新型コロナ対策で学ぶ法工学」
講師:近藤 惠嗣(こんどう けいじ)  福田・近藤法律事務所 弁護士

ご略歴
1974年3月 東京大学工学部資源開発工学科卒業
1976年3月 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
1979年10月 司法試験合格
1982年3月 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)
1984年4月 司法修習終了 弁護士登録(東京弁護士会)
2005年4月 日本機械学会法工学部門長
2006年4月 日本機械学会法工学専門会議運営委員長(~2008年3月)

 
特別講演②
「カーボンニュートラルを目指したアンモニア燃焼研究と燃焼器利用」
Study on Ammonia Combustion and Application for a Combustor toward Carbon Neutral Society

講師:早川 晃弘(はやかわ あきひろ)  東北大学 流体科学研究所・准教授

ご略歴
2008年3月 九州大学工学部機械航空工学科卒業
2013年3月 九州大学工学府機械工学専攻修了
同年4月より東北大学流体科学研究所助教として着任
2015年4月から2016年3月 英国ケンブリッジ大学滞在研究員
2020年4月より東北大学流体科学研究所准教授
現在は主にアンモニア燃焼,高圧乱流燃焼,レーザー計測に関する研究に従事している.

 講演概要:
2050年にカーボンニュートラルを実現するためのグリーン成長戦略が策定され,燃料アンモニア利用はその中で重要な分野として位置づけられている.従来の炭化水素燃料と比較して,アンモニアは燃焼速度や火炎温度が低く,また窒素酸化物排出経路が異なるなど,燃焼特性が大きく異なる.本講演では,アンモニア層流火炎の燃焼生成ガス特性,NO・NH3の同時排出低減が可能な燃焼法や液体アンモニアの噴霧燃焼について述べる.また,講演者がこれまで参画してきたアンモニアを燃料とするガスタービンに関する研究開発ついても紹介する.