[EL2-1] インプラント治療の予後を左右する口腔管理の意義
【略歴】
1979年 日本歯科大学歯学部卒業
1979年 同大学助手(歯周病学教室)
1981~83年 スウェーデン王立イエテボリ大学歯学部留学
1990年 米山歯科クリニック開業
1997年 歯学博士
2004年 医学博士
2008年 日本老年歯科医学会(指導医,認定医)
2012年 日本老年歯科医学会(専門医)
日本歯科大学臨床教授
日本歯科大学新潟生命歯学部客員教授
非常勤講師:昭和大学,東京医科歯科大学,松本歯科大学, 浜松医科大学
1979年 日本歯科大学歯学部卒業
1979年 同大学助手(歯周病学教室)
1981~83年 スウェーデン王立イエテボリ大学歯学部留学
1990年 米山歯科クリニック開業
1997年 歯学博士
2004年 医学博士
2008年 日本老年歯科医学会(指導医,認定医)
2012年 日本老年歯科医学会(専門医)
日本歯科大学臨床教授
日本歯科大学新潟生命歯学部客員教授
非常勤講師:昭和大学,東京医科歯科大学,松本歯科大学, 浜松医科大学
近年,口腔健康管理はう蝕や歯周疾患をはじめとする歯科疾患の予防を目的としたものから,口腔のもつあらゆる働き(摂食,嚥下,構音,唾液の分泌など)を健全に維持し,全身健康に寄与するものとして理解され,実践されている。歯科が長い間,医療の中枢から遠い位置に甘んじていたことは否めない。しかし口腔管理(衛生的,機能的管理)が肺炎等の感染症の予防にきわめて重要であることが医療関係者のみならず,広く国民に理解されるようになったことにより,口腔管理に対する認識が大きく変わりつつある。
インプラント治療は,長寿社会における素晴らしい治療法の一つであるにもかかわらず,予後に不安を残すケースも多々見受けられる。これは正しく口腔の管理がされることなく治療が進められた一面があるのではないかと考える。
本講演では長寿社会において,どのようにインプラントを管理していくことが望ましいかについてインプラント周囲の炎症の予防という視点から問題提起したいと思う。
インプラント治療は,長寿社会における素晴らしい治療法の一つであるにもかかわらず,予後に不安を残すケースも多々見受けられる。これは正しく口腔の管理がされることなく治療が進められた一面があるのではないかと考える。
本講演では長寿社会において,どのようにインプラントを管理していくことが望ましいかについてインプラント周囲の炎症の予防という視点から問題提起したいと思う。