[EL2-2] 「知っておきたい!」超高齢社会におけるインプラント治療の問題点
【略歴】
1985年 日本大学歯学部卒業
1989年 日本大学大学院歯学研究科修了
1991年 歯学部補綴学第Ⅲ講座助手
1993年~1995年 米国オハイオ州立大学歯学部
2002年 付属歯科病院歯科インプラント科科長
2007年 日本大学准教授
2015年 日本大学歯学部付属歯科病院診療教授
日本補綴歯科学会(専門医・指導医)
日本口腔インプラント学会(専門医・指導医)
日本体育協会公認スポーツデンティスト
日本老年歯科医学会(代議員)
Academy of Osseointegration
American Academy of Fixed Prosthodontics
Carl O. Boucher Prosthodontic Society
1985年 日本大学歯学部卒業
1989年 日本大学大学院歯学研究科修了
1991年 歯学部補綴学第Ⅲ講座助手
1993年~1995年 米国オハイオ州立大学歯学部
2002年 付属歯科病院歯科インプラント科科長
2007年 日本大学准教授
2015年 日本大学歯学部付属歯科病院診療教授
日本補綴歯科学会(専門医・指導医)
日本口腔インプラント学会(専門医・指導医)
日本体育協会公認スポーツデンティスト
日本老年歯科医学会(代議員)
Academy of Osseointegration
American Academy of Fixed Prosthodontics
Carl O. Boucher Prosthodontic Society
インプラント治療は通院可能な患者を対象として発展してきた。しかし,これは患者が健康かつ長期間通院することを前提としたもので,超高齢社会に即応しているとはいえない。特に問題視されているのは,インプラント治療後に年数を経て高齢期(有病化・要介護化・超高齢化)へ突入した場合の対応である。
インプラント治療は咀嚼機能の向上により栄養状態の改善を図り,健康寿命を延伸させるうえでは大きな武器になる。しかし,インプラント治療を受けた患者が要介護状態になった場合の対応に関する明確なガイドラインはない。以前実施したアンケートでは,要介護状態に陥ったインプラント患者の家族,介護士・看護士はインプラントに関する基礎知識に乏しく,口腔ケアの方法や各種トラブルに対する対応に苦慮していることが示唆された。
今回,超高齢社会でのインプラントに関連する諸問題やその解決法,知っておくべきインプラントの基本的事項等を解説する。
インプラント治療は咀嚼機能の向上により栄養状態の改善を図り,健康寿命を延伸させるうえでは大きな武器になる。しかし,インプラント治療を受けた患者が要介護状態になった場合の対応に関する明確なガイドラインはない。以前実施したアンケートでは,要介護状態に陥ったインプラント患者の家族,介護士・看護士はインプラントに関する基礎知識に乏しく,口腔ケアの方法や各種トラブルに対する対応に苦慮していることが示唆された。
今回,超高齢社会でのインプラントに関連する諸問題やその解決法,知っておくべきインプラントの基本的事項等を解説する。