[P一般-041] 一歯科診療所での摂食機能療法の導入の試み
【目的】
元患者から「脳梗塞で倒れ,現在胃瘻で老健にいる。自宅に戻るが口から食べたい。なんとかしてほしい」との要請があり,直接訓練を中心とする摂食嚥下機能療法の取り入れに迫られ,診療所としての導入を図った。
【方法】
1.検査・診断体制の確立を図る。地域で複数の歯科医師と勉強会の開催,メーカーによる説明会,すでに導入されている歯科医師から指導・VE実習の勉強会を3回開催し,VE購入した。
2.直接訓練を行う歯科衛生士の訓練の能力の獲得を図る。日本歯科衛生士会摂食嚥下認定衛生士の導入により直接訓練の実施と当院衛生士への訓練指導を依頼する。常勤・パート衛生士の認定衛生士取得をキャリアアップと診療所機能強化として事業化した。
3.多職種,他職種連携による食支援体制の導入を図る。管理栄養士による訪問栄養指導の導入,訪問リハビリの導入(PT・ST)を行い,ケマネとの共同で,担当者会議を開催した。
4.「食支援勉強会」の開催を行った。
【結果】
きっかけとなったケースは,経口摂取となり,胃瘻を抜去し普通食の状態に至る成果を挙げ,現在さらなるリハビリとQOLの向上を目指す指導を継続している。さらに特養で同様のケースを担当し取り組みを重ねている,これらのケースは担当衛生士が日本歯科衛生学会に報告し,検証を行った。ターミナルのケースも担当する経験もできた。しかし問題点も多く,アセスメント,評価見直しを行い,カンファレンスを実施する必要性を痛感している。
元患者から「脳梗塞で倒れ,現在胃瘻で老健にいる。自宅に戻るが口から食べたい。なんとかしてほしい」との要請があり,直接訓練を中心とする摂食嚥下機能療法の取り入れに迫られ,診療所としての導入を図った。
【方法】
1.検査・診断体制の確立を図る。地域で複数の歯科医師と勉強会の開催,メーカーによる説明会,すでに導入されている歯科医師から指導・VE実習の勉強会を3回開催し,VE購入した。
2.直接訓練を行う歯科衛生士の訓練の能力の獲得を図る。日本歯科衛生士会摂食嚥下認定衛生士の導入により直接訓練の実施と当院衛生士への訓練指導を依頼する。常勤・パート衛生士の認定衛生士取得をキャリアアップと診療所機能強化として事業化した。
3.多職種,他職種連携による食支援体制の導入を図る。管理栄養士による訪問栄養指導の導入,訪問リハビリの導入(PT・ST)を行い,ケマネとの共同で,担当者会議を開催した。
4.「食支援勉強会」の開催を行った。
【結果】
きっかけとなったケースは,経口摂取となり,胃瘻を抜去し普通食の状態に至る成果を挙げ,現在さらなるリハビリとQOLの向上を目指す指導を継続している。さらに特養で同様のケースを担当し取り組みを重ねている,これらのケースは担当衛生士が日本歯科衛生学会に報告し,検証を行った。ターミナルのケースも担当する経験もできた。しかし問題点も多く,アセスメント,評価見直しを行い,カンファレンスを実施する必要性を痛感している。