[S10-2] 地域一体型NSTで活躍が期待される歯科衛生士へ看護師として伝えたいこと
【略歴】
1994年 東京医科歯科大学医学部保健衛生学科看護学専攻卒業(看護師,保健師)
2002年 琉球大学大学院保健学研究科修士課程修了
2015年 東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科博士後期課程単位取得満期退学
大学卒業後,総合病院の看護師として勤務後,国保連合会,在宅療養支援診療所,夜間対応型訪問看護介護等の在宅医療関連機関に勤務
2008年 順天堂大学医療看護学部地域看護学教室助教
2012~2014年 医療法人社団つくし会新田クリニック在宅医療連携拠点事業
2014年~ 杏林大学保健学部看護学科在宅看護学教室講師
日本静脈経腸栄養学会学術評議員,日本公衆衛生学会,日本在宅ケア学会,日本在宅看護学会,日本看護科学学会,日本摂食嚥下リハビリテーション学会
1994年 東京医科歯科大学医学部保健衛生学科看護学専攻卒業(看護師,保健師)
2002年 琉球大学大学院保健学研究科修士課程修了
2015年 東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科博士後期課程単位取得満期退学
大学卒業後,総合病院の看護師として勤務後,国保連合会,在宅療養支援診療所,夜間対応型訪問看護介護等の在宅医療関連機関に勤務
2008年 順天堂大学医療看護学部地域看護学教室助教
2012~2014年 医療法人社団つくし会新田クリニック在宅医療連携拠点事業
2014年~ 杏林大学保健学部看護学科在宅看護学教室講師
日本静脈経腸栄養学会学術評議員,日本公衆衛生学会,日本在宅ケア学会,日本在宅看護学会,日本看護科学学会,日本摂食嚥下リハビリテーション学会
演者は地域での栄養サポートチームの実践活動に参加するなかで,栄養状態のみならず褥瘡や感染症などの合併症が劇的に改善するなどの効果を経験した。特に顕著な効果があったのは,歯科衛生士による適切な口腔ケアであり,繰り返す誤嚥性肺炎から回復した事例である。このような経験を通して,歯科専門職を含めたチームアプローチの必要性を認識している。看護師の立場および在宅医療の視点から,歯科衛生士へ向けての要望は,多職種協働の必要性,口腔内だけでなく全身を診る必要性,在宅医療の魅力への理解,である。今回の日本老年歯科医学会における歯科衛生士シンポジウムでは,地域一体型NSTの構築に向けて,歯科衛生士や多職種と看護師の協働で担うべき役割の詳細を,実践経験からの実例や私見と,研究活動で得た知見を合わせて論じたい。また登壇者や参加者との討論の機会を得て,今後の展望についての議論を深めたい。