[S5-3] 地域における食支援と多職種連携
- 歯科医師の立場から -
【略歴】
1975年 日本歯科大学卒業,虎の門病院歯科専修医
1977年 虎の門病院歯科
1980年 東京都大田区に細野歯科クリニック開業
1994年~2002年 東京都大田区大森歯科医師会理事
2001年~2015年 東京都歯科医師会高齢者保健医療常任委員会委員長
2009年~2015年 東京都歯科医師会地域保健医療常任委員会委員長
2013年~2015年 日本歯科医師会地域保健委員会委員
2015年~2017年 日本歯科医師会地域保健委員会ワーキングメンバー
2017年~ 日本歯科医師会地域保健委員会副委員長
所属学会:日本老年歯科医学会,日本在宅医学会,日本静脈経腸栄養学会
1975年 日本歯科大学卒業,虎の門病院歯科専修医
1977年 虎の門病院歯科
1980年 東京都大田区に細野歯科クリニック開業
1994年~2002年 東京都大田区大森歯科医師会理事
2001年~2015年 東京都歯科医師会高齢者保健医療常任委員会委員長
2009年~2015年 東京都歯科医師会地域保健医療常任委員会委員長
2013年~2015年 日本歯科医師会地域保健委員会委員
2015年~2017年 日本歯科医師会地域保健委員会ワーキングメンバー
2017年~ 日本歯科医師会地域保健委員会副委員長
所属学会:日本老年歯科医学会,日本在宅医学会,日本静脈経腸栄養学会
地域包括ケアシステムにおける歯科診療所の役割として,口腔健康管理を外来診療から在宅歯科医療としても継続的に提供することが求められている。在宅歯科医療は,主に生活の場において,患者,家族に寄り添う歯科医療を提供し,最期まで口腔機能の維持と食支援を継続することでもある。地域における食支援は,医学管理,栄養管理の下,多職種,異業種も含めた連携を前提に,入院医療から在宅医療の各フェーズにおいて「口から食べること」を支える「地域づくり」でもある。多職種連携は,地域の医療・介護資源の把握とともに,生活者の視点を持ちながら,患者を中心に,家族などの主介護者との信頼関係が基本であり,各職種の役割を理解し「顔の見える関係」から「信頼できる関係」への醸成が大切である。また,連携推進には,行政や地区歯科医師会の役割も大きいと考える。東京都大田区での取り組みなどから,多職種連携の課題について考えてみたい。