[S5-4] 管理栄養士が歯科に期待するもの
【略歴】
1979年 西九州大学家政学部管理栄養士専攻卒業
1981年 同志社女子大学大学院家政学研究科修士課程修了
1982年 金井病院勤務
2001年 甲子園大学栄養学部専任講師
2003年 甲子園大学栄養学部助教授
2005年 鈴鹿医療科学大学院保健衛生学研究科博士後期課程修了(保健衛生学博士)
2005年 武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科准教授
2010年 武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科教授
一般社団法人日本在宅栄養管理学会理事長
1979年 西九州大学家政学部管理栄養士専攻卒業
1981年 同志社女子大学大学院家政学研究科修士課程修了
1982年 金井病院勤務
2001年 甲子園大学栄養学部専任講師
2003年 甲子園大学栄養学部助教授
2005年 鈴鹿医療科学大学院保健衛生学研究科博士後期課程修了(保健衛生学博士)
2005年 武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科准教授
2010年 武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科教授
一般社団法人日本在宅栄養管理学会理事長
地域包括ケアシステムの一翼を担う在宅医療はかかりつけ医だけでなく歯科医師や歯科衛生士,管理栄養士などの多職種連携・協働によって提供されるのが理想である。特に医療や介護が必要になっても,住み慣れた地域での暮らしを継続するには,地域包括ケアの鍵となる栄養・食事が重要となる。しかし,在宅療養高齢者の栄養状態の改善は,単に食事内容の見直しだけでは不十分で口腔嚥下機能,身体機能などを総合的に支援する必要がある。在宅医療に関わる職種は食事の摂取量のみに注目するのではなく食形態は適切か否か,口腔状態や嚥下機能に変化はないか等と多面的な視点での介入が求められている。特に在宅での歯科の介入は重要で,地域で口腔に問題がある人を医師が早期に歯科につないで歯科も含めて摂食嚥下評価を行い,きちんと口腔ケアとリハをして栄養管理ができるという地域システム作りを期待したい。