シンポジウム
シンポジウム2
学術用語シンポジウム:日本人の食事摂取基準を咀嚼する ~栄養の概念から2020年版のポイントまで~
2022年6月11日(土) 10:50 〜 11:50 第1会場 (りゅーとぴあ 2F コンサートホール)
座長:大久保 真衣(東京歯科大学口腔健康科学講座摂食嚥下リハビリテーション研究室 准教授)
企画:学術用語委員会
*認定制度指定研修
【シンポジウム趣旨】
「日本人の食事摂取基準」は,国民の健康の保持・増進,生活習慣病の予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を示すものである。健康日本21(第二次)では,生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底を図るとともに,社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上を図ることなどが基本的な方向性として掲げられている。超高齢社会における新たな食事摂取基準として,2020年版では健康寿命の延伸を念頭におき,健康の保持,増進,生活習慣病のみならず,高齢者の低栄養・フレイル予防を新たに視野に入れて策定された。本シンポジウムでは,2020年版での改定ポイントと食事摂取基準を踏まえた高齢期の食生活指導について理解することを目的として,専門家によるシンポジウムを企画した。
【このシンポジウムに参加すると】
このシンポジウムに参加すると,「日本人の食事摂取基準2020年版」の基本的な知識が身につきます。生活習慣病予防に加えて低栄養予防・フレイル予防の観点から,高齢者の食生活での注意点がわかります。高齢期の食事摂取基準について理解を深めることにより,咀嚼障害や摂食嚥下障害を有する者や糖尿病などを有する患者に対する食生活指導の質の向上を図ることができます。
【大久保 真衣先生 略歴】
1999年 東京歯科大学卒業
2003年 昭和大学大学院歯学研究科(口腔衛生学専攻)修了
2005年 東京歯科大学歯科放射線学講座 助手
2011年 東京歯科大学千葉病院摂食・嚥下リハビリテーション地域歯科診療支援科 講師
2014年 英国クィーンマーガレット大学臨床言語聴覚センター 研究留学
2017年 東京歯科大学 口腔健康科学講座 摂食嚥下リハビリテーション研究室 准教授
現在に至る
日本老年歯科学会 指導医
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 認定士
日本障害者歯科学会 認定医指導医 専門医
○瀧本 秀美 (国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 栄養疫学・食育研究部)
○三浦 宏子 (北海道医療大学歯学部 保健衛生学分野)