[SY7-2] アンケートから見る歯科訪問診療における各職種の悩みと要望
【略歴】
2011年 岩手医科大学大学院歯学研究科博士課程 修了
岩手医科大学歯学部補綴・インプラント学講座
2014年 米国ハーバード大学歯学部
Visiting Researcher and Instructor
2020年 長崎大学病院
特殊歯科総合治療部・摂食嚥下リハビリテーションセンター
2023年 長崎大学病院
義歯補綴治療室・嚥下障害治療センター
2011年 岩手医科大学大学院歯学研究科博士課程 修了
岩手医科大学歯学部補綴・インプラント学講座
2014年 米国ハーバード大学歯学部
Visiting Researcher and Instructor
2020年 長崎大学病院
特殊歯科総合治療部・摂食嚥下リハビリテーションセンター
2023年 長崎大学病院
義歯補綴治療室・嚥下障害治療センター
【抄録(Abstract)】
多職種が関わるチーム医療において、各々の職種における悩みと要望について互いに把握することは、チーム医療における孤立を防ぐと共に職種間の連携を深める一つの方法である。歯科訪問診療を行う歯科医療関係者および歯科訪問診療に関わる他職種は、何に悩み、何を不安に感じているのか。また、多様化する病態への対応を含め、どのように知識をアップデートしているのか。今回、歯科医療関係者および歯科訪問診療に携わる他職種の悩みと要望を把握することを目的として、会員および非会員を対象としたwebアンケートを行い500名以上から回答を得た。
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士を含む歯科医療関係者に対する複数選択可とした多肢選択式の設問と選択数上位の回答を下記に示す。
Q:歯科訪問診療を始める上で困難だったことや、これから始める上で困難と考えてい ることを選択してください。A:施設・多職種との連携構築>制度に関する情報収集> スタッフの確保>ケアマネージャーや施設への提出書の作成
Q:歯科訪問診療における関連する情報の入手経路や知識のアップデートの方法を選択してください。A:書籍>歯科関係者との個人的なつながり>日本老年歯科医学会の学術大会=歯科医師会
Q:歯科訪問診療に関して、現在知りたいことを選んでください。A:全身疾患への対応>摂食嚥下リハビリテーション>食事指導・ミールラウンド>緊急時の対応法
次に、看護師、言語聴覚士、介護福祉士を含む歯科関係者以外の職種に対する複数選択可とした多肢選択式の設問と選択数上位の回答を下記に示す。
Q:現在、あなたは歯科訪問診療にどのような形で関わっていますか。A:関わっていない>診療時の立ち会いなどで現場に関わっている>歯科訪問診療の要請や情報提供・連絡調整などを行っている>歯科訪問診療の一員として直接的に携わっている
Q:歯科訪問診療に関わる上で困難と感じていることを選択してください。A:関わっていない>患者の治療ニーズや口腔状態の把握>診療後の注意点や日常的ケアに関する情報の把握>歯科医療関係者との情報共有や連携構築>患者やその家族との情報共有
Q:歯科訪問診療における関連する情報の入手経路や知識のアップデートの方法を選択してください。A:所属する職能団体からの情報>その他>歯科関係者との個人的なつながり=他職種との個人的なつながり>歯科関連団体(歯科医師会など)からの情報
上記に関する職業の経験年数別における回答、自由記載での設問とした歯科訪問診療を普及させるためのアイデアおよび本学会から発信してほしい情報についても紹介する。
多職種が関わるチーム医療において、各々の職種における悩みと要望について互いに把握することは、チーム医療における孤立を防ぐと共に職種間の連携を深める一つの方法である。歯科訪問診療を行う歯科医療関係者および歯科訪問診療に関わる他職種は、何に悩み、何を不安に感じているのか。また、多様化する病態への対応を含め、どのように知識をアップデートしているのか。今回、歯科医療関係者および歯科訪問診療に携わる他職種の悩みと要望を把握することを目的として、会員および非会員を対象としたwebアンケートを行い500名以上から回答を得た。
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士を含む歯科医療関係者に対する複数選択可とした多肢選択式の設問と選択数上位の回答を下記に示す。
Q:歯科訪問診療を始める上で困難だったことや、これから始める上で困難と考えてい ることを選択してください。A:施設・多職種との連携構築>制度に関する情報収集> スタッフの確保>ケアマネージャーや施設への提出書の作成
Q:歯科訪問診療における関連する情報の入手経路や知識のアップデートの方法を選択してください。A:書籍>歯科関係者との個人的なつながり>日本老年歯科医学会の学術大会=歯科医師会
Q:歯科訪問診療に関して、現在知りたいことを選んでください。A:全身疾患への対応>摂食嚥下リハビリテーション>食事指導・ミールラウンド>緊急時の対応法
次に、看護師、言語聴覚士、介護福祉士を含む歯科関係者以外の職種に対する複数選択可とした多肢選択式の設問と選択数上位の回答を下記に示す。
Q:現在、あなたは歯科訪問診療にどのような形で関わっていますか。A:関わっていない>診療時の立ち会いなどで現場に関わっている>歯科訪問診療の要請や情報提供・連絡調整などを行っている>歯科訪問診療の一員として直接的に携わっている
Q:歯科訪問診療に関わる上で困難と感じていることを選択してください。A:関わっていない>患者の治療ニーズや口腔状態の把握>診療後の注意点や日常的ケアに関する情報の把握>歯科医療関係者との情報共有や連携構築>患者やその家族との情報共有
Q:歯科訪問診療における関連する情報の入手経路や知識のアップデートの方法を選択してください。A:所属する職能団体からの情報>その他>歯科関係者との個人的なつながり=他職種との個人的なつながり>歯科関連団体(歯科医師会など)からの情報
上記に関する職業の経験年数別における回答、自由記載での設問とした歯科訪問診療を普及させるためのアイデアおよび本学会から発信してほしい情報についても紹介する。