GISA & IAG'i 2023

講演情報

口頭発表(GISA)

防災2

2023年10月29日(日) 09:00 〜 10:40 D会場 (C-201 C棟2階)

座長: 沖 拓弥 (東京工業大学)

09:40 〜 10:00

[D6-03] グラフニューラルネットワークとデータ同化を用いた避難者分布予測モデルの改良

*樫山 武浩1、沖 拓弥2、小川 芳樹3、今泉 允聡3、大山 雄己4 (1. 大阪経済大学、2. 東京工業大学、3. 東京大学、4. 芝浦工業大学)

キーワード:避難行動, グラフニューラルネットワーク, データ同化, シミュレーション

大地震発生直後,人々の滞留や避難状況を把握することは,避難支援の計画や二次被害の対策のために重要である。前稿[樫山 2023]では、GNNモデルとパーティクルフィルタを統合したデータ駆動型の避難者分布予測モデルを提案し、予測精度の観点から構築モデルの有用性を検証した。構築モデルは時間経過とともに変化する建物の延焼や倒壊による道路閉塞を考慮するものであったが、発災時の滞在地点から避難所への最初の避難行動のみを対象とした。本稿では、建物延焼や浸水などに伴う再避難を考慮できるように構築モデルの改良を行った。また、データ同化における尤度計算の指標を変更することで、構築モデルの予測性能の向上を図った。