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[F1-02] キッズデザイン賞受賞事例にみる木質の保育・幼児教育の地理的傾向
キーワード:幼児教育, 保育, 木質化, 地域デザイン
キッズデザイン賞は、子どもに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものである。その中に、木質化の保育・幼児教育施設がある。我が国では人口減少による国内材需要や木材利用の低下が社会問題となり、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」や「木の学校づくり先導事業」が確立され、『木質化』の効果に期待する潮流がある。そこで、本研究では、キッズデザイン賞受賞事例における木質化された保育・幼児教育施設171件を対象とした。対象の施設を木質化種類や教育方法で分類した後、全国的な分布と地理的要素との関係を明らかにするために、地理情報分析を行なった。比較項目は、木質化種類(木造・鉄骨造内装木質化・RC造内装木質化)、教育方法(食育・地域連携)、人口(DID地区・乳幼児人口・将来推計人口)、木材需給量・森林地域(森林面積)、土地利用(農業地域・都市地域・過疎地域)とする。