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[F6-03] 近世絵画史料『百富士(風刊-東海道)』「品川」から「金谷」の視点場推定ー景観視点場推定表示システムを用いた風景モチーフの写実性の検証ー
Keywords:近世絵画, 視点場, 写実性, デジタル標高モデル, 地理情報システム
筆者らが開発を進めてきた「景観視点場の推定表示システム」のマルチ地理情報データの複合連動,山の稜線の強調表示,タブレット型風景画検証システムを用いた写実形態比較,機械学習による風景画の作画方向の推定,座標変換プログラムと現代マップの連動およびラベル付けを用いて,これまでに谷文晁(1793)『公余探勝図巻』に含まれる「武州神奈川一」から「梅澤」までの視点場を推定してきた。本稿では,河村岷雪(1767/明和4年)『百富士(風刊-東海道)』「品川」から「金谷」の視点場推定を進め,近世絵画の風景モチーフの写実性の高さを検証する。