GISA & IAG'i 2023

講演情報

口頭発表(GISA)

空間解析手法2

2023年10月29日(日) 14:10 〜 15:30 F会場 (C-401 C棟4階)

座長: 嚴 先鏞 (筑波大学)

14:30 〜 14:50

[F8-02] 犯罪発生時期はどこまで予測できるか : 時空間的犯罪予測の試み

*大山 智也1、金 一坤2 (1. 東北大学、2. 仙台大学)

キーワード:犯罪予測, 地理的犯罪分析, 地理的クラスタリング, 変化点検知

犯罪予測(crime prediction)は,犯罪の起こる時間/空間の予測と言いながらも,そのアプローチは空間的なものに偏っていた.ただし,日や時間帯といったごとの予測のように,時間的な要素を考慮しようとすると,犯罪のような低頻度事象では,モデルを作成・推定することが困難となる.本研究では,社会経済的・物理環境的に類似した地理的領域のクラスタリングを用いてこの問題に対処しつつ,季節・曜日・イベントといった時間的要因の効果,さらには潜在的な犯罪加害者/被害者/抑止力の推移の効果などを検出し,時間的に詳細な犯罪予測を試みる.