GISA & IAG'i 2023

講演情報

ポスター発表

ポスター発表 #1

2023年10月28日(土) 12:40 〜 13:40 会場 (C棟1階 ホール)

[P1-04] 通信障害時に利用可能な経路案内システムの構築

*藤木 純平1、山本 佳世子1 (1. 電気通信大学 )

キーワード:経路案内システム, Web-GIS, 拡張現実(augmented reality: AR), 通信障害

携帯情報端末の普及に伴い、土地勘のない人でも目的地までの経路を把握することが容易になった。しかし、災害発生時には通信障害が発生し、現状把握が困難なことが生じる冠毛性がある。また、平常時でも、携帯情報端末が通信制限にかかること、ネットワークに接続できず圏外になることも少なくない。よって、そのような状況でも、目的地までの経路を表示し、利用者の行動を支援する手段が必要になってくる。本研究は以上の背景を踏まえ、Web-GISと拡張現実(augmented reality: AR)を統合して、通信障害時においても利用者の行動を支援する経路案内システムを構築することを目的とする。本システムは、平常時用と災害発生時用の2つのシステムに分かれる。Web-GISとARを用いて、平常時でも災害発生時でも、災害時支援施設(避難場所・避難所、帰宅困難者支援施設など)を目的地として経路案内を行い、その経路を利用者自身の携帯情報端末に保存することができる。さらに平常時には、観光スポットを目的地として同様なことができる。また、平常時でも災害発生時でも、これらのスポットを分類検索することができる。本システムでは、以上のように、通信障害時であっても経路案内を可能にする点において有効性を示す。