[P1-14] 空中写真に基づく都市のDSMの時空間的な分析手法の開発
キーワード:フォトグラメトリ, 空中写真, DSM, 街区, 高さ
フォトグラメトリソフトウェアの普及により、空中写真から過去の時点におけるDSMを生成することは比較的容易になってきた。しかし、空中写真から得られるDSMデータの高さの値には、一定の誤差が含まれており、その影響を考慮した分析方法が必要である。本研究では、そのための分析方法として、傾斜の少ない市街地を対象として街区別に平均高さを求める方法を提案する。この方法は、最新のDEMデータとの差分として高さを得る方法と比べて、空中写真のずれによるDSMの高さ方向の誤差の影響が少なく、写真の画質が良好ではない地域であっても利用できる可能性があり、一定のメリットを有するものと考えられる。