GISA & IAG'i 2023

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Poster Presentation

ポスター発表 #2

Sun. Oct 29, 2023 1:00 PM - 2:00 PM Venue (Hall, 1st floor of Bldg. C)

[P2-03] 統計情報と機械学習を活用した日本全土の将来空き家分布マップの開発

*Yuki AKIYAMA1, Kotaro Mizutani1 (1. Tokyo City University)

Keywords:空き家, 機械学習, 将来予測, 外挿, 国勢調査, 住宅・土地統計調査

近年,日本全国で空き家が増加し続けており、全国の自治体は空き家に関する対策を積極化している。また、著者ほかの国・自治体へのヒアリング結果から、中長期的な空き家対策の計画を検討・立案する上で、空き家の将来分布予測に関する情報への需要が高いことが分かっている。しかし、同情報を迅速・安価に整備する手法は確立されていない。そこで本研究では、日本全国を同一の集計単位で時系列的にカバーできる統計情報である、国勢調査と住宅・土地統計調査を用いて、日本全国に適用可能な将来の空き家分布予測手法を開発している。具体的には国勢調査から得られる市区町村ごとの様々な情報を説明変数,住宅・土地統計調査の市区町村ごとの「その他の住宅」の数を住宅総数で除した「空き家率」を目的変数とする機械学習モデルを開発した。その結果、2028年の全自治体の空き家率を予測することが可能になった。さらに、同結果をWebGISで発信する環境を開発した。