[P2-23] レセプト情報と地理空間データを利用した疾病集積状況の可視化
キーワード:時空間パターン分析, モラン統計量, DPC
背景:地域の医療提供体制の状況把握には二次医療圏ごと又は都道府県単位での集計が主分析となるが、疾病の発生状況を捉えるには、これら行政区域の範囲内で一様ではないと考えられる。日常生活圏として機能する道路交通網や地理的な情報を空間的な分布に関して解析を行うことで実質地域での検討が可能となる。そこで、レセプト情報であるDPCデータを利用して、東海地域における主な疾患の受療状況を地図化するとともに,その分布特性や集積状況を定量的に把握・分析することを目的とする。 方法:DPCデータ提供の承諾を得られた愛知県・岐阜県内の医療機関を受療した対象患者の住所地から疾患情報を取得、GISを利用して地理情報にプロットし、空間統計量によるモデル化解析をする。 結果:地理空間データから疾病集積状況を可視化することができた。