ポスター発表 #2

[P2-25] 南海トラフ地震による東大阪市製造業のリスク分析

*坪倉 大侍¹、米澤 剛¹、杉本 賢二¹ (1. 大阪公立大学大学院工学研究科)

キーワード：GIS, 南海トラフ地震, 東大阪市, 製造業

「ものづくりのまち」として知られる東大阪市において，製造業は市の産業の中で特に重要であるが，その多くが規模の小さい中小企業である．日本では過去に地震により多くの中小企業が被害を受けてきた．東大阪市でも，この30年以内の発生が70%~80%とされている南海トラフ地震により，中小企業が多大な被害を受けることが予想される．本研究では，法人テレポイントデータ (ゼンリン)，建物ポリゴンデータ(国土地理院)を用いて，東大阪市に立地する製造業事業所を抽出し，さらに表面地盤データ（防災科学技術研究所），土砂災害危険箇所データ（国土交通省）などを重ね合わせることで，各企業が受ける被害を特定し，その課題を整理した．