[P2-34] 機械学習を用いたワイン用ブドウ栽培適地の推定
キーワード:ワイン用ブドウ, 栽培適地, 機械学習, データPNG
ワイン用ブドウの品質は、地質、土壌等の環境条件の影響を大きく受けるため、栽培地や品種の選定にはこれらの条件を考慮する事が必要である。しかしそれらの選定は、営農者の経験等に基づいて行われるため、新規参入者にとっての障壁であり、かつ不適切な栽培地や品種の選択による経済的損失も危惧される。本発表では、ワイン用ブドウ栽培地の立地と各種の環境条件を用いて、機械学習によるワイン用ブドウの栽培適地の推定を試みる。評価対象は、長野県上田市、東御市、佐久市周辺とした。ワイン用ブドウの栽培地の立地は、現地調査とヒアリング調査により把握し、3次メッシュ単位で集計した。評価に用いる環境因子は、地質、傾斜角度、傾斜方位、年平均気温、年最低気温、年最高気温とした。これらの環境因子はデータPNGとして公開されているため、これらのデータを3次メッシュ単位で集計するPythonスクリプトを作成し、分析を行う。