特別講演
2024年12 月5 日(木)
「燃料電池自動車用PEFCに求められるPt系触媒の特性」
同志社大学 理工学部 電気化学教室 研究員 大門 英夫 氏
2030年以降の燃料電池自動車に搭載されるPEFCには極めて高い電池特性が求められており、低電流密度から高電流密度領域で大幅に電池電圧を高める必要がある。
同志社大学では高活性、高耐久性および高酸素拡散性を示すPtとPt系触媒の検討を2020年から進めている。
講演では、これらの検討を行うに至った背景と得られた検討結果を概説し、燃料電池用触媒のあるべき姿に関する私見を述べる。
同志社大学では高活性、高耐久性および高酸素拡散性を示すPtとPt系触媒の検討を2020年から進めている。
講演では、これらの検討を行うに至った背景と得られた検討結果を概説し、燃料電池用触媒のあるべき姿に関する私見を述べる。
2024年12 月6 日(金)
「カーボンニュートラルに向けた水電解関連技術の役割と展望」
横浜国立大学 大学院工学研究院機能の創生部門 教授
先端科学高等研究院先進化学エネルギー研究センター センター長
光島 重徳 氏
先端科学高等研究院先進化学エネルギー研究センター センター長
光島 重徳 氏
カーボンニュートラルに向けて、再生可能電力を基盤としたエネルギーシステムの構築が必要である。水電解関連技術は再生可能電力を化学エネルギーに変換、貯蔵、輸送するための最重要技術になると考えられている。このとき、海外の大規模な変動性の再生可能電力を用いる、国内の再生可能電力と電力需要のインバランス解消を目的とする、国内の水素需要に追従した製造を行うなどの役割が求められている。これらの役割を果たすために必要な電解システムの性能や基盤技術などについて議論する。