ISAPAPE2017

シンポジウム概要

 ISAP(国際アスファルト舗装学会)はアスファルト舗装技術の普及を行う最も評価の高い国際組織のひとつであり、当シンポジウムはISAPの技術委員会のひとつであるアスファルト舗装と環境に関する技術委員会が日本道路協会舗装委員会ISAP APE シンポジウム2017実行委員会と協力して開催するものである。
 アスファルト舗装と環境に関するシンポジウムは、アスファルト舗装と環境に関する幅広いテーマの情報交換を行う場であり、これまで3回開催されている(第1回スイス・チューリッヒ(2008年)、第2回ブラジル・フォルタレザ(2012年)、第3回南アフリカ・サンシティ(2014年))。第4回シンポジウムは2017年に東京で開催されることとなり、これはアジアでの初開催となる。
 第4回シンポジウムは、アジア最大級の道路の維持管理技術に関する展示会であるハイウェイテクノフェア2017に合わせて開催される。これにより、具体的な環境に関する日本の最新の舗装技術に直接触れることもできる。また、日本は半世紀にわたる舗装再生技術の歴史を有し、一方で2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会を控え、真夏に開催される大会を成功させるべく、遮熱性舗装などの環境舗装技術の開発にも力を入れている。
 このシンポジウムが舗装の環境保全に対する経験や新たな手法についての情報交換の場となり、アジアをはじめ世界各国の舗装技術者の環境保全に対する意識向上や環境舗装技術の進展・普及に寄与することを期待するものである。