[PD2-1] 「one team」で国民の期待に応えよう
Keywords:特定行為研修制度、one team
わが国では、高齢化が加速しており団塊の世代が75歳以上となる2025年以降は、5人に一人が75歳以上、3人に一人が65歳以上という超高齢化社会に突入していきます。(75歳以上は約2200万人)。その一方で、日本の人口は2004年をピークに減少に転じ、人口構造の変化が著しく起こっています。少子高齢化社会をむかえるにあたり、医療界においても、人口減少、医師不足、医療の高度化・複雑化、医療の都市集中化、医療の地域格差、そして最大の問題である社会保障費(医療費を含む)の高騰など様々な問題がクローズアップされました。これらの命題を解決するために国は、健康寿命を伸ばし、その人らしく生まれ育った地域で暮らしていく地域包括ケアシステムの推進を行う一方、チーム医療の推進、働き方改革など具体的な方策を打ち出しました。その一つとして特定行為に係る看護師の研修制度が2014年6月に創設され、10月より研修が開始されました。この研修制度により2020年までに2桁万人の研修を終えた看護師を養成し問題解決の一助とすることでした。しかし、2020年1月現在、特定行為研修修了者は目標の2%にしか達成されていません。地域包括ケア、チーム医療で大きな鍵を担うのは看護師です。特定行為研修制度は看護師に対する期待の現れでもあります。看護協会は安全の担保、質の担保を図るために認定看護師制度の再構築を図り、認定看護師教育に特定行為研修を組み入れた認定看護師教育(B課程)を2020年から開始します。看護界は自分たち看護師の業務拡大に目を向けているように思います。看護界がone teamになり国民の期待に応えるために、今何をすべきかを皆さんと一緒に議論できればと考えています。