14:00 〜 14:30
[AL] 成人期のADHDに対する支援の発展に向けて
成人期ADHDを対象としたコーチングの効果
キーワード:ADHD、コーチング、成人
成人期のADHD(以下,成人ADHD)の症状は一見すると誰にでも当てはまりそうな要素が多いことから本人の特性とは他者から捉えられずに,職場や家庭などで「だらしない」「怠けている」と見なされ,自信を失う者も少なくない。近年,学齢期にADHDと診断された者が成長,発達障害者支援法の制定,DSM5(2015)でのADHD診断基準の変更などADHDを取り巻く環境が変化する中,増加する成人ADHDに対する治療的ニーズが急速に高まっている。一方,成人ADHDを診断できる医療機関が日本には少なく,成人ADHDを対象とした心理社会的アプローチの臨床的研究を行いにくいことを背景に,現在のところ薬物療法以外に有効なアプローチが示されていない現状がある。
本講演では,まず成人ADHDに対する心理社会的アプローチの一つであるコーチングの概要を述べる。主として,コーチングの流れ,理論的背景,認知行動療法やソーシャルスキルトレーニングなど発達障害を対象とする他のアプローチとの比較から,コーチングの特徴をお伝えしたい。また次に,コーチングを適用した事例とその効果に関する研究結果を提示したい。
本講演では,まず成人ADHDに対する心理社会的アプローチの一つであるコーチングの概要を述べる。主として,コーチングの流れ,理論的背景,認知行動療法やソーシャルスキルトレーニングなど発達障害を対象とする他のアプローチとの比較から,コーチングの特徴をお伝えしたい。また次に,コーチングを適用した事例とその効果に関する研究結果を提示したい。
抄録パスワード認証
抄録の閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。
パスワードは「一般社団法人日本LD学会第26回大会(栃木)プログラム」に記載してあります。