9:20 AM - 11:10 AM
[CS4] Vygotskyにおける知覚と行為と情動の統一体としての意味
Keywords:情動、知覚、行為
ダンボールで作られた車にかけよる男の子たちがいた。宅配の車,乗用車、バス,それぞれ思い思いの車に乗り込む。教室には,道路が描かれ,脇には家が建っている。いつの間にか教室には,子どもたちの身体から溢れ出てくるイメージの町が敷き移されていく。突然「ガソリンはいりませんか~」と声がし,すかさず「ガソリンください」と別の声が応じた。その活動は,繰り返し繰り返し飽くことなく続いた。このよくあるごっこ遊びの風景は,情動に色づけされた子ども自身の動機から始まる。情動が知覚と活動を統合した時,子どもたち自身から微視的な意図的活動が始まるのである。しかもそれは共同構成行為として意味が作られているのである。
抄録パスワード認証
抄録の閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。
パスワードは「一般社団法人日本LD学会第26回大会(栃木)プログラム」に記載してあります。