[EL6] 教育講演パート2 <いまさら聞けない>技法論 キホンのキ
教育講演6 ペアレント・トレーニング

[EL6] ペアレント・トレーニング

特別な配慮を要する子どもの保護者向けアンガーマネージメント

講師：本田 恵子¹
司会者：村山 光子² (1. 早稲田大学教育学部、2. 明星学苑)

「こだわりが強くて、行動の切り替えがうまくいかない」「いろいろなことに興味がありすぎて、集中が続かない」「知的能力は高いのに、学習の成果につながらない」など、発達に偏りのある子ども達を支援する保護者は、我が子の特性をどのように生かしてあげたらよいのか日々苦慮している。「よかれと思ってかけたことば」で子どもがキレてしまったり、他の子どもには有効な言葉がけが反感を買ったり、対応している保護者がアンガー状態になりがちである。
　本講座では、まず、子どもの行動を「一連の行動を整理する方法」で見える形にし、子どもの行動の背景にある「気持ち」と「欲求」を理解する方法を紹介する。次に、子どもをキレさせやすい「NGパターン集」を理解し、ちょっとした言い換えで子どもの視点で行動が理解しやすくなる「聴き方」について解説する。最後に、子どもの個性を育てるために「脳科学」の視点での学習支援の方法について紹介する。