[IL] 国際委員会企画講演
発達障害者へのコーチングの方法

[IL-01] 発達障害者へのコーチングの方法

講師：David Parker¹
司会者：川合 紀宗²
通訳：高橋 知音³ (1. CRG (Children's Resource Group)、2. 広島大学大学院教育学研究科、3. 信州大学)

発達障害には、限局性学習症（SLD）、注意欠如・多動症（ADHD）、自閉スペクトラム症（ASD）が含まれている。発達障害者は、平均または平均以上の知的能力があるにもかかわらず、しばしば実行機能の困難を抱える。実行機能のスキルは、計画の立案、整理整頓、セルフモニタリング、欲求不満への対処、目標達成を支える行動の遂行を可能にする。
　本講演では、トーマス・ブラウン博士、ラッセル・バークレー博士の研究に基づいて、実行機能の困難さを明らかにする。更に、発達障害および実行機能の困難さのある学生や成人への一般的な支援方法と、コーチングのモデルや基礎的な技法について具体的に説明を行う。