一般社団法人日本LD学会 第28回大会(東京)

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ポスター発表

ポスター発表 » 計算・算数/英語に関する指導・研究/保護者支援・家族支援・地域支援

[P4] ポスター発表4

Sat. Nov 9, 2019 1:15 PM - 1:55 PM ポスター会場 (3F 301+302)

1:15 PM - 1:55 PM

[P4-043] 算数障害に関する日本での実践研究の現状と課題

〇久保田 由香1、近藤 修史2、是永 かな子2、服部 裕一郎3 (1. 高知県教育委員会人権教育課、2. 高知大学教職大学院、3. 高知大学教育学部)

Keywords:算数障害、数処理、数概念

研究の目的は、算数障害に関する実践研究の現状と課題を先行研究検討によって示し、課題を考慮した授業研究を行うことである。具体的には算数指導の実践研究論文を、熊谷(2017)の理念枠組みに定位して分析した。結果は以下である。第一に、算数学習における困難には発達性の障害という側面から学習の過程や背景を精査し、弱い能力に配慮して強い能力を活かした方略を用いることが重要である。第二に、計算の自動化のために数処理から数概念、計算の展開過程を念頭に置いた指導の再考が必要である。課題として算数で困難を示す子どもの指導では、認知の偏りといった特性の考慮と、学習の順序性を踏まえた指導が重要であると示唆された。

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