一般社団法人日本LD学会 第28回大会(東京)

講演情報

ポスター発表

ポスター発表 » 読み書き/英語に関する指導・研究/心理アセスメント/自閉スペクトラム症関連

[P6] ポスター発表6

2019年11月9日(土) 15:35 〜 16:15 ポスター会場 (3F 301+302)

15:35 〜 16:15

[P6-071] 双因子モデルを用いたWISC-IVの因子構造研究の動向

〇小野島 昂洋1 (1. 早稲田大学大学院教育学研究科)

キーワード:WISC、因子分析、双因子モデル

近年のWISC-IVの因子構造の研究では双因子モデルの検討が増えてきている。双因子モデルは, 従来用いられてきた全検査IQと指標得点の解釈の仕方に変更を迫るため, このモデルの妥当性を検討することはユーザーにとって重要である。本研究では文献検索を行い, 双因子モデルを検討している研究11件のレビューを行った。適合度指標から, 多くの研究においてモデルが一定の妥当性を持っていると結論づけられ, また, 検査の解釈においては全検査IQを重視すべきで, 各指標得点の解釈には慎重であるべきだと報告されていることが明らかになった。これらの結果から日本での心理検査の活用への影響が議論された。

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