一般社団法人日本LD学会 第29回大会(兵庫)

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教育講演

[EL2] 教育講演2
学習や活動に対する意欲の観点から見たICT活用の可能性

[EL2-01] 学習や活動に対する意欲の観点から見たICT活用の可能性

〇小川 修史1 (1. 兵庫教育大学大学院学校教育研究科)

【略歴】
2008年和歌山大学大学院システム工学研究科博士後期課程修了,博士(工学)。同年4月より兵庫教育大学大学院学校教育研究科助教,2013年より同講師,2016年より同准教授,現在に至る。専門は教育工学,教育システム学。主に特別支援教育,障害支援の領域で研究。日本LD学会,日本教育工学会,教育システム情報学会,日本特殊教育学会,日本教育情報学会各会員。2011年にICCE2011 Best Technical Design Paper Award nominee,2014年に教育システム情報学会全国大会若手奨励賞。主な著書は「発達障害のある子供たちのためのICT活用ハンドブック-特別支援学級編-」など。

【要旨】
学習面で困難さを感じている児童生徒にとって学習や活動に対する意欲を生み出すことは決して容易なことではない。近年注目が集まる発達障害児へのICT活用は,主に学習支援の観点で研究が進められてきたが,学習や活動に対する意欲を高めるという観点でも有効性が期待できる。一方で,ICTを活用して意欲を高めるという観点では,教授方略や学習観を教育学と工学の2つの側面から検討する必要がある。そこで本教育講演では,教育工学および教育システム学の観点を含めながら,学習や活動に対する意欲を高めるICT活用の可能性と今後の課題についての展望を述べる。

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