The 30th Annual Conference of Japan Academy of Learning Disabilities (KANAGAWA)

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[P] ポスター発表
P01:アセスメント

[P01-07] 音韻意識評価のための逆唱課題の課題語の検討

―意味性の有無、音韻構造の視点から―

〇原 惠子1 (1. 上智大学言語科学研究科)

Keywords:音韻意識、逆唱課題、特殊モーラ

音韻意識評価の逆唱課題の課題語を意味性の有無、音韻構造(モーラ数、特殊モーラの有無、特殊モーラの語内位置)から検討した。分析対象となったのは、通常学級在籍の小2(82名),小4(72名)、小6(82名)であった。分析の結果、3モーラ非語、4モーラ有意味語と非語課題結果に、小2・小4間、小4・小6間で有意差が認められ、この課題の能力は高学年でもプラトーに達することなく発達し、高学年の課題語として適切と思われた。4モーラ課題中特殊モーラを含む語の結果は自立モーラのみの語より有意に低く、特に撥音を第3モーラに含む語が有意に低く、難易度が高いと推測された。これらは、幅広い適用年齢の課題を作成するうえで有用な知見と考えられる。

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