The 30th Annual Conference of Japan Academy of Learning Disabilities (KANAGAWA)

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P02:読む・書く

[P02-10] 漢字書字習得における学習方略の選択

―漢字の特質とエピソード使用に関する検討―

〇小林 孝子1、宇野 宏幸2 (1. 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科/伊丹市立鴻池小学校、2. 兵庫教育大学大学院発達障害支援実践コース)

Keywords:漢字、学習方略エピソード、通常学級

公立小学校通常学級に在籍する5年生101名を対象に,子ども自身が学習方略(視覚方略・聴覚方略・エピソード方略)を選択して進める漢字学習を実施した。書字習得にあたっての学習方略選択と個々の漢字の特質との関連性,特にエピソードの内容とその特徴について検討した。階層的クラスター分析による漢字の類似度では,非類似度60を基準にすると2つのクラスターに分類できた。また,漢字の分解パターン数から,読みが未習で意味が抽象的である場合,未知の部分を上手く部品に分解する方略が必要で,且つ,学習者にとって親近性の高いエピソードとともに記憶することの有用性が考えられた。

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