一般社団法人日本LD学会 第30回大会(神奈川)

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[P] ポスター発表
P03:計算・算数

[P03-06] 小学校1・2年生における基礎的な計算と数処理およびワーキングメモリの関係

―計算に使用する方略に着目して―

〇伊藤 一美1、河村 暁2、藤岡 徹3 (1. 星槎大学大学院教育学研究科、2. 広島文化学園大学、3. 福井大学)

キーワード:計算、数処理、ワーキングメモリ

算数障害のある子どもの特徴は計算の正確性の低さに加え、未熟な計算方略を使用することであるとされる。そこで計算方略の未熟さと数処理およびワーキングメモリとの関係を明らかにすることを目的に、小学校1・2年生を対象に繰り上がり・繰り下がりの計算、number line test、counting recallを実施し、計算に使用する方略との関係について質的に検討し、未熟な計算方略を使用する事例は数処理およびワーキングメモリの弱さが認められることが明らかになった。このことから、未熟な計算方略の使用という流暢性にみられるつまずきを捉える指標として、数処理・ワーキングメモリ課題の利用可能性が示された。

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