[P06-08] 思春期の重度知的障がいをもつASD児と母親の愛着再形成のための支援
―感覚統合理論に基づいた音楽療法を用いた試み―
Keywords:感覚統合、音楽療法、愛着の再形成
【目的】思春期のASD女児と母親の愛着再形成を目的として感覚統合理論に基づく音楽療法と相談支援を実践した。【方法】20XX年7月~20XX+3年1月、家族対象の音楽療法(リラクセーション、身体運動、楽器演奏)と母親に対する相談支援を行った。【結果】音楽活動を通して徐々に感覚刺激の受容と情緒の安定性が向上し、自発的に母親に関わり活動に参加する様子が観察された。また母子の交流時間を増やすにつれ、母親に対し要求をハンド・サインやカードで示せるようになっていった。【考察】感覚統合理論に基づいた音楽療法と相談により母子間の関係が改善し、コミュニケーションが円滑になったと推察された。
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