[P] ポスター発表
P08：義務教育期（小・中学）の支援

[P08-01] 通常の学級における学習方略を意識した漢字学習指導の取組

通級指導教室との協同で行った漢字学習支援

〇山下 公司¹ (1. 札幌市立南月寒小学校)

Keywords:通級指導教室、連携、漢字学習

【目的】漢字学習において、本人の得意なことを基にした学習方略を検討する指導を行い、それがテストにどう結び付くか検討した。【方法】通常の学級5年生で指導の事前事後の漢字テスト、漢字に対する意欲のアンケートを実施し、それらの平均の差を確かめた。また、どのような方略を考えたかを自由記述させた。【結果】漢字テストの点数、意欲のいずれも、指導後に向上が見られた。また、子どもから挙げられた学習方略は「有意味なものにして覚える」、「触覚や運動感覚に訴える」などであった。【考察】漢字の覚え方の指導を通級指導教室担当者が行うことで、子どもが漢字学習に対しての意欲が向上し、漢字テストの結果にも反映された。