[P11-01] 菊池実践に基づいたインクルーシブな学級づくり
Keywords:菊池実践、インクルーシブ教育、学級づくり
本研究の目的は、教育実践研究家としての菊池省三氏の取り組みである「菊池実践」を、障害のみならず多様な教育的ニーズのある子どもをいかに通常学級での教育活動にインクルージョンしていくか、という観点で考察することである。本研究で用いた方法は、授業参観による調査研究と関連先行研究検討による文献研究である。その結果、以下が明らかになった。第一に子どもが級友と伝え合う活動を多用することで、子ども同士を自然につなげていた。第二に教員は「一人をつくらない」などの価値語を随時板書して、集団としての学びを指導していた。第三にほめ言葉による評価は子どもがお互いを意識して成長し合うための内容であった。
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