[J37] 学校から地域連携に向けたヤングケアラー支援について考える
―教員、心理職、福祉職の「気づき」のプロセスに着目して―
Keywords:ヤングケアラー、気づき、学校
2021年4月、日本ではじめてのヤングケアラー(以下YC)に関する実態調査の結果が公表された。公立中学2年生の5.7%、公立の全日制高校2年生の4.1%が、世話をしている家族が「いる」と回答しているが、YCだと自覚している割合は低い。また、遅刻や不登校、メンタルヘルスの問題など、YC自身の深刻な問題となるまで、潜在化してしまうリスクも高いと考えられる。本シンポジウムでは、教員やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーによるYCに対する気づきのプロセスに焦点を当てると共に、地域包括支援センターの利用者で、ケアの対象者となる高齢者を通じて認識されたYCの存在についても検討し、多角的に議論を深めることをねらいとする。
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