第27回日本医療情報学会春季学術大会(シンポジウム2023)

セッション情報

チュートリアル

[TS2] チュートリアル2
医療機関において安心・安全に電波を利用するために -手引き(改定版)-

2023年6月29日(木) 10:40 〜 12:40 第3会場 (会議場A2)

オーガナイザー:花田 英輔(佐賀大学 理工学部)
座長:赤嶺 史郎(南部徳洲会病院 臨床工学部)、花田 英輔(佐賀大学 理工学部)

主催:総務省沖縄総合通信事務所、沖縄地域の医療機関における電波利用推進協議会

医療現場において情報通信基盤は必要不可欠なインフラである。また、今般の新型コロナ禍は、遠隔診療やオンライン面会などの目的での医療機関への無線通信の導入を推し進めた。
平成28年に電波環境協議会が発行した「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」(以下、手引き)は、医療機関内において多く用いられる「医用テレメータ」、「無線LAN」、「携帯電話」を主な対象として、その導入方法、管理方法、および利用にあたって留意すべき点をまとめたものである。
手引き発行から5年が経ち、その間、無線LANと携帯電話において新しい技術が普及すると共に、医療機器の電波耐性に関するJISが改定された。また、医療機関内において注意すべき点が明確化したことなどを受け、電波環境協議会は令和3年7月に手引きの改定版を発行した。改定版は、主な対象についてQ&Aを大幅に増やすと共に、医療機関内のエリア別の注意点を新たに加えるなど、より充実した内容となっている。またQ&A集等の抜粋やエッセンス版の作成など、より普及しやすい形式も作成した。
本チュートリアルは、医療情報技術者に対して手引き(改定版)について説明し理解を深めてもらうことと共に、医療現場における電波利用の現状と問題点、対策を解説することを主な目的とする。今回は沖縄地域における電波管理のグッドプラクティスを紹介すると共に、院内PHSの今後の在り方、院内無線LANの管理の在り方について情報を提供する。
参加者が各々の医療機関内において無線通信を適切に設置し管理することにより、電波を用いた通信を安心・安全に利用するようにできると共に、電波に関わるトラブルが引き起こすインシデントや医療事故を防ぐことが本チュートリアルの主な目的である。

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