一般社団法人日本鉱物科学会2019年年会・総会

講演情報

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R3: 高圧科学・地球深部

2019年9月22日(日) 09:30 〜 15:00 A-プレゼンスペース (イースト1号館)

09:30 〜 15:00

[R3P-09] GHz-DAC音速法の開発:ここまでの総括と今後の展望

*米田 明1 (1. 岡山大惑星研)

キーワード:GHz音速法、弾性測定、含鉄鉱物

DACで加圧された試料の弾性測定法としてレーザー光を用いるブリルアン散乱法が広く用いられてきたが、①不透明試料の測定ができない、②高圧下で試料のP波ピークがダイヤモンドのS波ピークに埋もれてしまう、等の問題がある。ブリルアン散乱法の欠点を解決するためにGHz-DAC法の開発を2011年頃から開始した。紆余曲折を経て、2017年にDAC中試料の音速測定に成功した。今回、これまでの開発状況を紹介するとともに、今後の研究の展望に力点をおいて発表を行う。