一般社団法人日本鉱物科学会2019年年会・総会

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R6: 深成岩・火山岩及びサブダクションファクトリー

2019年9月21日(土) 09:30 〜 17:00 A-プレゼンスペース (イースト1号館)

09:30 〜 17:00

[R6P-03] ノースパタゴニアに産する花崗岩類の多様性

「発表賞エントリー」

*三浦 大和1、加々島 慎一1、高橋 俊郎2、野原 里華子2 (1. 山形大学、2. 新潟大学)

キーワード:パタゴニアバソリス、中新世花崗岩

チリ・パタゴニアには, ジュラ紀から中新世にかけて形成したと考えられているパタゴニアバソリスが分布する. 本研究地域に分布するパタゴニアバソリスは, Puerto Cisnes Granites (PCG), Queulat Diorites and Tonalites (QDT), Queulat Diorites and Porphyries (QDP)に区分されている(Parada et al., 2000).花崗岩類のSr・Nd同位体比初生値はSrI =0.70351〜0.70549, NdI=0.51264 〜 0.51287を示す. 本研究地域の花崗岩類の一部は変堆積岩のSrI と近い値を示すことから地殻物質と同化した可能性が考えられる.